北アルプスの麓、安曇野に広がる森の一つが馬羅尾の森です。 工房KAZはその森と田んぼにはさまれた小さなステンドグラス工房です。
花見小路。真っ直ぐに行けば禅寺。脇に逸れればお茶屋。
どちらの花を見るかはあんたはん次第。そんなシニカルな言葉が聞こえて来そうな町、祇園。
南座の顔見せが始まるこの時期、仄暗い町家の奥にステンドグラスの灯りを床の間に飾らせてもらいました。決してあだ花を咲かせた訳ではありません。京の町家空間はすんなりとその光を受け止めてくれました。多くの方に見て頂きました。感謝。
馬羅尾の森は紅葉から落葉の季節となって、かさこそと足音をたてています。秋はいつも慌ただしく過ぎて行きます。
3年に1度の展示会、夢雲が終わりました。今回もまた多くの方々に来て頂きました。そのうえ会期中スペシャルゲストとして台風18号までおいでいただき?びっくりです。
夢雲での時間は相変わらずホワンとしたなかに気遣いを忍ばせたものでオーナーの女気(男気にあらず)に疲れがふっとびました。
工房の西側に大きな栗の木があります。
夏の暑い頃には茂った葉っぱが西日を遮り、涼しい影を作ってくれます。
そしてこの季節はたくさんの栗の実が落ちてきます。
実はお隣の敷地にある栗ですが、重そうに枝をしならせているのは
工房の裏庭でして、、、
隣家のおばあちゃんも了解しているので、ガサッ、ゴトッと栗の落ちる音を聞くとつい、かごを持って拾いに出てしまいます。
季節に一度は食べたい味、秋は栗ご飯がそのひとつです。
あとは、ずくを出して栗の皮むきです。
K記
家を出る時は清々しい一日の始まりを独り占めしているかと
思いながら走るのですが、いえいえ同じように早起きさんが
結構いるのです。 ウオーキングや犬の散歩、田んぼの水の
みまわりなど、松川村の朝は、黄金色になりつつある景色が
素敵に広がっています。
そろそろ梅雨空にも飽きてきた所。森の中はたっぷりの水を含んで緑が充実。足下には秋に劣らずキノコが姿を現してます。この時期のキノコはやたらとでかい。秋によく食べるリコボウもアンパンが落ちてるように見える。カサが反っくり返って雨水を溜め込んだキノコはワイングラスの風情。